2005年9月~2006年12月のタイガースに関する記録。


by kofuso

懴悔、そして幸福の連鎖~優勝に寄せて

e0067176_2074152.jpg優勝が決まったら、懴悔しなければ――。マジックが減っていく日々を楽しみつつ、私の頭の中で、その2文字はどんどん膨らんでいた。

このめでたい日に、なぜ懴悔なのか。その解は、このブログを始める前、別の日記サイトで書いていたこの拙文にある。

8月9日、ナゴヤドーム。
この日、阪神は井川の突然の乱調などで、
5回表まで7-1と大量リードしていた試合を落とした。

仮にもエースと呼ばれる投手を擁して、
首位争いのライバルチームの前で演じた大失態。
この時点で私は、今年の優勝はないと思った。

シーズン終盤、私は面白半分、自己暗示半分で、いくつかの「予言」を記した。
しかし、それは何も神懸かり的なものではなく、
勝負事の流れを自分なりに、判断・分析したものに過ぎない。
いや、分析というより、極めて感覚的なものと言った方がいい。
「空気を読んだ」とか「ニオイがする」とかいったようなもので、
それは今年と従来の流れを多少なりとも知っていれば、
誰もが感じ取れる類いのものだ。

あの無様な試合の翌日、私は「終戦」のニオイを嗅ぎ取った。
当時、中日は物凄い勢いで阪神を追いかけてきていた。
そして、ついに0.5ゲーム差。
心のどこかで「こんなはずでは」と思いつつも、
敗れた時のショックを少しでも和らげようという心理が働いたのかもしれない。
たまたま個人的にイライラすることがあったのも手伝い、
私のヤケっぱちはマックスにまで達していたように思う。

しかし、私の後ろ向きな予想に反し、阪神は続く2試合で中日に連勝。
鬼門と言われ続けた夏のロードも勝ち越し、
首位決戦でも、ギリギリの所でことごとくオレ竜軍団を退けた。

e0067176_20114581.jpgつまり、タイガースというチームはすでに、私の想像を遥かに超える強さを兼ね備えていたのだ。長年、負けに負けてきたチームを見続けてきた私を、タイガースは、いつの間にやら置き去りにしていたのだ。いや、私がタイガースの強さについて行けていなかったのだ。

9月5日、このブログを始めた時も、優勝を確信していたわけではなかった。しかし、いきなり起こった「9.7決戦」の死闘。偶然にも、このブログにおける「初勝利」となった今季の「分岐点」。よく間に合ったと思うと同時に、この上ない幸福を感じる。

今思えば、あれから私の身の上には、幸福な偶然の連鎖が訪れた。
21世紀に入って一度も現場で観戦したことがなかったのに、
このタイミングで3度もスタジアムの熱気に直接触れる機会を得た。
しかも、そのうち2度は譲っていただいた「権利」だった。
自らチケットを手配したゲームだけが敗戦試合だったのは皮肉だが、
だからこそ余計に、私は運が良かったということになる。

e0067176_2083889.jpgそして、それはもちろん、タイガースが強かったおかげ。生涯3度目にして初めて、「勝ってリーグ制覇」を観ることができてよかった。正直、日本シリーズはどうでもいいと思っていたが、選手たちのインタビューでの話ぶりと目付きに、幸福の連鎖の続きに欲を出した方がいいのかな、と思い始めている。                         南出 家年
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by kofuso | 2005-10-01 20:15 | 01阪神タイガース