2005年9月~2006年12月のタイガースに関する記録。


by kofuso

<   2005年 10月 ( 23 )   > この月の画像一覧

e0067176_2074152.jpg優勝が決まったら、懴悔しなければ――。マジックが減っていく日々を楽しみつつ、私の頭の中で、その2文字はどんどん膨らんでいた。

このめでたい日に、なぜ懴悔なのか。その解は、このブログを始める前、別の日記サイトで書いていたこの拙文にある。

8月9日、ナゴヤドーム。
この日、阪神は井川の突然の乱調などで、
5回表まで7-1と大量リードしていた試合を落とした。

仮にもエースと呼ばれる投手を擁して、
首位争いのライバルチームの前で演じた大失態。
この時点で私は、今年の優勝はないと思った。

シーズン終盤、私は面白半分、自己暗示半分で、いくつかの「予言」を記した。
しかし、それは何も神懸かり的なものではなく、
勝負事の流れを自分なりに、判断・分析したものに過ぎない。
いや、分析というより、極めて感覚的なものと言った方がいい。
「空気を読んだ」とか「ニオイがする」とかいったようなもので、
それは今年と従来の流れを多少なりとも知っていれば、
誰もが感じ取れる類いのものだ。

あの無様な試合の翌日、私は「終戦」のニオイを嗅ぎ取った。
当時、中日は物凄い勢いで阪神を追いかけてきていた。
そして、ついに0.5ゲーム差。
心のどこかで「こんなはずでは」と思いつつも、
敗れた時のショックを少しでも和らげようという心理が働いたのかもしれない。
たまたま個人的にイライラすることがあったのも手伝い、
私のヤケっぱちはマックスにまで達していたように思う。

しかし、私の後ろ向きな予想に反し、阪神は続く2試合で中日に連勝。
鬼門と言われ続けた夏のロードも勝ち越し、
首位決戦でも、ギリギリの所でことごとくオレ竜軍団を退けた。

e0067176_20114581.jpgつまり、タイガースというチームはすでに、私の想像を遥かに超える強さを兼ね備えていたのだ。長年、負けに負けてきたチームを見続けてきた私を、タイガースは、いつの間にやら置き去りにしていたのだ。いや、私がタイガースの強さについて行けていなかったのだ。

9月5日、このブログを始めた時も、優勝を確信していたわけではなかった。しかし、いきなり起こった「9.7決戦」の死闘。偶然にも、このブログにおける「初勝利」となった今季の「分岐点」。よく間に合ったと思うと同時に、この上ない幸福を感じる。

今思えば、あれから私の身の上には、幸福な偶然の連鎖が訪れた。
21世紀に入って一度も現場で観戦したことがなかったのに、
このタイミングで3度もスタジアムの熱気に直接触れる機会を得た。
しかも、そのうち2度は譲っていただいた「権利」だった。
自らチケットを手配したゲームだけが敗戦試合だったのは皮肉だが、
だからこそ余計に、私は運が良かったということになる。

e0067176_2083889.jpgそして、それはもちろん、タイガースが強かったおかげ。生涯3度目にして初めて、「勝ってリーグ制覇」を観ることができてよかった。正直、日本シリーズはどうでもいいと思っていたが、選手たちのインタビューでの話ぶりと目付きに、幸福の連鎖の続きに欲を出した方がいいのかな、と思い始めている。                         南出 家年
[PR]
by kofuso | 2005-10-01 20:15 | 01阪神タイガース

うちの祝杯

e0067176_202695.jpg「ビール、用意しとこか?」

28日の夜、妻が私に尋ねた。

何も自宅でビールかけをやろうというのではない。私には晩酌の習慣はないので、我が家の冷蔵庫にビールは常備されていない。でも、めでたい日には、やっぱりちょっと飲みたい。選手たちが喜びを爆発させるのを見ながら、ささやかに祝いたい。
そんなわけで、頼んでおいた。

さらに妻は、祝宴用メニューも用意してくれた。
鶏の唐揚げは、前日の夜中にふと思いつき、
急遽タレに漬け込んで下味をつけたらしい。
正直、晩飯のついでに飲めればいいと思っていたので、
これは嬉しかった。

妻は普段、決して野球への関心が高いわけではない。
しかし当日の夜は、球児にもらい泣きし、
優勝特番をザッピングする夫に文句も言わず、
選手たちのインタビューに聞き入っていた。
[PR]
by kofuso | 2005-10-01 20:04 | 01阪神タイガース
○5-1 G 2年ぶりセリーグ制覇
観戦:サンテレビ 5回裏~終了

【今日の総評】
本当に筋書きがあったかのような優勝決定試合だった。

ウイニングボールをつかんだのはアニキ・金本。
阿部が打った瞬間は、レフト前に落ちるかと思ったが、
まるで吸い寄せられるかのようにグラブに収まった。
今年、一番頑張った人へのご褒美のように、私には思えた。

2年前は、赤星のサヨナラ打のシーンから涙が止まらなかった。
だが、今年は、私にとっては、どちらかといえば笑顔の優勝だ。
タイガースというチームが本当に強くなったんだなあと実感するとともに、
ちょっぴり懴悔の思いすらある、そんなリーグ制覇だ。
懴悔の理由は、ちょっと長くなったので別項に譲る。

ともかく、優勝おめでとう。
タイガースナインにも首脳陣にもスタッフにもフロントにも、
そして偉大なるタイガースファンの皆さんにも、
心の底からおめでとう!

【今日の格言】
トラを愛する全ての人に乾杯!


【今日の一喜一憂】
初回、赤星が出塁し、アニキが先制打!
先発・シモやん6回無失点!
球児、シーズン登板数日本新記録!
ジェフ、鬼の三者三振斬り!
久保田、最後までプチ劇場!(笑)

どこを切っても、今年の阪神を象徴する試合だった。
最後の大一番で「いつもの」ゲームができる選手たち。
本当にすごい。頼もしい。

【今日の南出的ベストショット】
7回裏、優勝をグッと引き寄せるタイムリーを放った
ひーやんこと桧山進次郎選手。
金本、矢野、下柳らベテランが活躍する中、
スペンサーとの併用などで、なかなか思うような結果が出ず、
悔しい思いを持ち続けてのシーズンだったと思う。

しかし、貴重な追加点を叩き出した一塁ベース上で、
ベンチに向かってガッツポーズをしながら見せた、とびきりの笑顔
うまく言えないが、あの瞬間、
私は今年のタイガースの強さを腹の底から実感した。
試合中に唯一、涙が出そうになった一瞬だった。

おめでとう、ひーやん。
日本シリーズでは、ぜひ主役になってください。
[PR]
by kofuso | 2005-10-01 14:43 | 01阪神タイガース